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ある土曜日の朝≪19≫

2010/02/08 14:43

 

生まれつき、あまり天気を気にするほうではないので、冬の天気については、「今日は寒い」か「今日は割と暖かい」ぐらいの区別しかない。

 

たしかに、昨夜から「今日は寒いなぁー」とは感じていたが、こういうことか。

窓を開けると雪が舞い散り、地面は既に白一色に覆われている。肩を丸めて腕を組み、すっかり起伏を失った景色をしばらく観賞するが、足の冷たさが我慢出来ずにつま先立ちで階段を駆け下りる。

 

何はともあれ装甲を固め、リビングのカーテンを開けて炬燵に滑り込み、改めて、熱いお茶をすすりながら年に数度しか見られない「三重の雪」をゆるゆると堪能しよう。

 

…と、階上で窓の開く音が聞こえ、「うわぁ、真っ白やでぇ~!!」と叫ぶ人。そういうことを叫ぶのは、一番に起きた者だけに与えられる特権であるということを知らんらしい。かくして私の、「完全無音雪中すずめ観賞タイム」は、2分と持たずに打ち砕かれた。

 

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」は、その第一幕の終り「雪の精の踊り」にたどり着くことなく雑音に紛れる。

 

北国の方々には怒られるかも知れないが、この辺では、雪はどちらかと言って人を屋外へと引き出す引力を持っている。庭に出れば、何はともあれ一つかみ分の雪玉を作り、適当な的を目掛けて投げるのが作法とされている。

 

「さて」と、ちょっとした残務を片付けに職場に向かおうと、玄関を出てアプローチを車庫の方に向かって歩いていると、「バスッ」という音ともに白い湿り気のある粉が視界の端で爆ぜた。見れば、ニヤニヤしながら中学では一応野球部でピッチャーをやっていたデカい「男の子」が次の一撃を装填中である。

 

「バシャッ」程度ではなく、「バスッ」と重い音を立てた雪玉は、恐らく彼の狙いとは違うところに命中したのである。もし、「バスッ」が狙い誤って私の顔面に命中していたら…そう思うと、お手並みはまだまだなくせにお作法にはだけは忠実な「男の子」に本気で腹が立った。ま、その(顔面に命中)場合、今頃彼は、雪の中に埋もれていることだろうが。

 

それにしても、完全にネタ詰まりのところで雪を降らせるなど、まさに「天は我を見放さず」…とも考えたがそれは違う。むしろ、全く意味の無い試練を課されているようでむしろ恨めしくさえ思う。

 

…いや、独り言だ。

 

 

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有罪・無罪を決めるのは他ならぬ国民…(小沢幹事長) ニュース記事に関連したブログ

2010/02/08 12:46

 

私も数日前、小沢民主党幹事長横綱朝青龍の引き際について同じエントリーの中で言及したのですが…

居直り~ 居直って小沢一郎の勝ち~~~  

 

 

比較するにはあまりにも無理があり、朝青龍の件については少しふれた程度でした。

 

しかしさすがは新聞記者です…

男の退き際とは…引退・朝青龍と続投・小沢、進退の差

 

そんな「無理」をもろともせず、堂々と見出しにしておられます。いやはや…

 

 

はっきり言えばやはり無理やりな感じであまり見るべきものは無いのですが、文末の…

 

以下引用~

政治評論家の屋山太郎氏は小沢氏続投について「嫌疑不十分は、無罪ではない。続投は不適当だと思う。参院選までに、民主党の支持率が下がり、小沢氏が辞めなければ再起できないという状況になるだろう。決断は間違いだ」と話している。 

~以上引用終り

 

この部分を読んで改めて次の参議院選挙が如何に大切であるかと、つくづくそう感じるのです。

 

検察が起訴するかどうかの最終的な拠りどころは、「法」にしかありません。ただ、上に挙げたエントリー中でも言っているとおり、法的に無罪と無実は違います。「法的」に問題無いからと、道義的に見て多くの人が「おかしい」と感じていることを一顧だにせず居る態度が政治家として(というか、まずヒトとして)許されるとは思えません。

 

さて、問題は、本当に「多くの人がおかしい感じている」のかどうかでしょう。今回のケースの場合、(今のところ)法は小沢氏を裁けません。そこで「問題無し」と居直る小沢氏。次回参議院選挙で民主党が勝てば、そんな彼を「国民が信任」することになり、名実ともに、現在彼にかかっている嫌疑の一切は「問題無し」ということになるでしょう。当然、以降この件で彼を責めることなど誰にも出来ません。反民主的な立場をとった人も含めて、です。

 

「法的に無罪だからといって許されてはいけないことがある…」という当たり前のことを、国民全てで確認し、子ども達に確認してもらう、良い機会だと考えています。

 

 

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父の命日に想ったこと

2010/02/05 22:48

 

昨日、2月4日は父の命日でした。

 

父が亡くなったのは、阪神大震災が起き、オウムの地下鉄サリン事件があり、そして、我が家の長男が生まれた年だったので、「あれが何年前だったのか」で迷うことはありません。長男がいくつになるのかを覚えていればいいわけで、万一忘れても(というかケッコウ忘れる…)テレビや新聞がちゃんと教えてくれます。「あれから〇〇年…」などと。

 

ちなみに、今年は15年目です。

 

…え”っ、もう15年!? 自分で言ってちょっと驚きます。

 

父は、「極めて」と言っていいほど教育に不熱心な人でした。行儀の悪さをたしなめられる程度のことはありましたが、「勉強をしろ」とか、「バットを振れ」などと言われた覚えはほとんどありません。

多分、そんなことに関心さえ無かったのではないかと本気で思っています。

 

私は従順な性格ですから、勉強もせず、めったにバットも振りませんでした。一方で兄は反抗的な性格だったので、何が楽しいのか知りませんがたいそう熱心に勉強をしていました。

 

身内のことを良く言えばきっと「バカか…」と思われるのでしょうが、そんかことぁ自分が一番良く知っていますから遠慮せずに言えば、父は「極めて」と言っていいほど仕事に熱心でした。

 

月曜日から土曜の夕方まで、ほとんど父と顔を合わせることはありませんでした。小さい頃はそれがフツーだと思っていたので、父が仕事熱心であることを知ったのは自分が仕事するようになってからのことです。考えてみるに、教育にも仕事にも熱心で居られる父親を演じるのは、かなり難しいことのようにも思います。

 

その代わり母が… とい言いたいところですが、こちらもあまり教育熱心な方ではなかったと思います。

 

甲斐あって私のような放蕩息子が育ちました。兄は何故か国立大学に入りましたが、大学2年でロックミュージシャンを志すという見事な遅咲きの花を咲かせました。

 

父が亡くなったとき、私は一児の父でありながらレスリングに没頭して「アトランタを目指す・・・・・・選手と戦うことを目指し」て大きな減量を繰り返し、兄は、大学7年生という肩書きを引っ提げてミュージシャンを目指していました。

 

が、父の死によって現実を見つめ、二人ともまあまあフツーの人となりました。結局は現在、二人ともフツーの生活をしながらフツーに子どもを二人ずつ育てています。父と違い、かなり口うるさい父親なのかも知れません。

 

教育熱心でない父が亡くなって以来、私は多くのことを父から学んでいます。皮肉な話ですが事実です。その出来栄えが良いというつもりはありませんが、一応はフツーに暮らしています。そう思えば娘にも息子にも、ちょっと口うるさい教育を施し過ぎたのかと、今頃になって気付く私はやっぱり底の抜けたバカなのでしょう。

 

娘は去年高校に進み、息子もこの春、どこかの高校には転がり込むのでしょう。父が亡くなった翌月に生まれた息子が、です。

 

そんなことを思いつつ、娘や息子への干渉から少し控えなきゃ…要するに、子離れしなきゃいけないのかなぁと、そんなことを考えた命日でした。

 

その昔、数えの15と言えば、元服の歳だったそうです。

 

もう、100%の子どもではないのですよね、二人とも。

 

…いくつになっても成長しない私が、父の命日に想った雑感です。

 

 

 

 

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居直り~ 居直って小沢一郎の勝ち~~~ ニュース記事に関連したブログ

2010/02/05 09:28

 

決まり手は、「居直り」である。

 

現在、多くの人が国家の「最高権力者」だと認める政権与党の幹事長が、「法的に問題無い」ことを理由にその座に居座り続けるらしい。「法的に問題無い」とは、単に嫌疑不十分により不起訴だというだけのことで、ものの善悪に照らして悪であることはほぼ間違い無いのに、である。

 

一方、日本の「国技」を名乗る(どこにもそんなこと書いてないが)角界の最高地位にある者は、多少往生際がよろしくない印象はあったものの、とにかくその座を降りた。自らの地位や背負っているものを自覚し、やってしまったこと、積み重ねてきたことと照らし合わせれば、個人的には相応の判断であったと思う、何せ、被害者がその気になれば、今頃刑事犯罪の被疑者である。

 

そうやって、一旦犯した過ちの整理を終えさえすれば、まずは「元・名横綱」の立場が確立したように感じる。

 

さて、再び民主党幹事長に話を戻すが、こちらは「不起訴」が決まってなお、否、そうなったからこそむしろ本当の意味で「被疑者」であり続けなければならない。いったい何人の国民が、彼を「無実」だと思っているのだろうか。

 

もう一つだけ…

 

誤魔化すのならせめて子どもに分からんようにやってくれ…と。小学生でさえ、ちょっと目端が利く子なら「間違いなく悪いことだが、それを罰する法律がたまたま無いだけ」だとすぐに判ってしまうレベルの誤魔化しはやめて欲しい。今回問題になった政治資金の流れもそうだが、¥10億を越すと思われる政党助成金ネコババなど、「脱法」とはこうやるんですよと、悪いお手本をわざわざ示しているようにしか感じられない。

 

どんなに優れた政治家、或いはその他各界の有面人にしてもそうだが、まずは「子どもの手本」になって欲しいと強く願えば、「キレイごとだ」と言って嘲笑されるしかないのか。

 

だとすれば、ホントにヤな世の中だと感じる。

 

 

 

 

 

 

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退職金は上げるから引退せよ… ニュース記事に関連したブログ

2010/02/04 17:52

 

記事の冒頭部分にはこうあります。

 

以下引用~

日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で理事会を開き、横綱朝青龍(29)=本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が引退を表明した。

~以上引用終り

 

主語が二つあってよく分かりませんねぇ。

協会が理事会を開き朝青龍が引退を表明…??

 

ま、タイトルに書いたようなことなのでしょう、多分。問題を起こした本人に温情をかけつつ、世間の批判をも回避するというこの類の手法が実によく使われるように思うのですが、これって日本的なのでしょうか??もう一つしっくり来ませんが。

 

結局のところ、度重なる不祥事と、その都度ごとのいい加減(だと私は思った)な処分とはいったい何だったのでしょう。協会側が、その処分によってハッキリと朝青龍の改心を確認出来たというのなら別に良いのでしょうが、テレビ越しにでもそう感じた人がどれだけ居たでしょう。随分と多くの人が、早晩こんなことになるんじゃないか…と、その振る舞いを見ては感じていたのではないかと思うのですが如何でしょう。

 

結局協会は、僅かな間だけ「朝青龍効果」で客を呼べたのかも知れませんが、もっと大きな怪我を負ったような気がしてなりません。朝青龍本人にとってみても、決してハッピーな結末とは言えないでしょう。いったい誰が得をしたのでしょう。

 

温情というのもあったのかも知れません。本人との距離が近ければ近いほど、庇いたくなるのもまた人情です。ただ、自分のコントロールを離れてなお、一応親方だから、上司だからと世間の声に耳をふさいでまで庇い立てすることは、結局はお互いに大怪我をするもとだという気もします(逆に、何とか出来るものなら是非何とかするべきでしょうが)。

 

どんな組織でも、変えるべきもの・維持するもの、峻別を小まめに点検し、対応していかなければまず間違い無くこの手のリスクを抱え込んでしまうという好例だろうと思います。

 

あれ、スポーツのお勉強」じゃないなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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深い共感と大きなため息 ニュース記事に関連したブログ

2010/02/03 10:02

 

ここ最近何故か、唸るようなコラムに出会っていなかったような気がするが、端的によくまとまったこのコラムは、途中何度となく頷きつつ読ませて頂いた。

「保守の精神」が問われる自民党

 

わけても…

 

以下引用~

日本のような歴史的国家にとって、保守とは生存そのものである。改革は保守するための手段であり、その歴史は保守するための改革の繰り返しだった。

~以上引用終り

 

平易・平凡極まりないこの一節は、くどくどと保守の定義を説くよりも随分と使い勝手の良さそうで、むしろ深い説得力を持っているように感じる。

 

ただ、終始どことない違和感を覚えるのは、結局のところで自民党に対する手厳しいながらの「エール」だという印象が強いからだろうと思う。

 

このコラムの著者が、本気で自民が保守政党として再興することに期待しているのかどうかよく分からないが、だとすればその考えには全く頷けない。

 

上で引用した一節に続いて…

 

以下引用~

自民党は「保守主義政党」ではなかったかもしれないが、結党時は疑いなく「保守政党」だった。

~以上引用終り

 

…とある。この部分にも異論は無いが、現在の自民にその頃の姿を求めるのは無理というより、もはや酷な気がしないでもない。

 

何せ、不純物を多く抱え込み過ぎた。ときどきの事情としては仕方が無かったのかも知れないがとにかく、「政権与党」であり続けようとする呪縛はいつしか、日本そのものの「保守」以前に党の「保守」という風に、政党としての大命題が極めて矮小化され、摩り替わってしまっていないかと思う。

 

政治家としての出自やバックボーンを見る限り、到底「保守」とは言えそうもない議員がその構成要素として少なくない。いきおい、政策的にも同様に「保守」とはかけ離れた方角へ向かう。それが最近の自民党ではなかっただろうか。

 

今さら「引き返して考え直せ」と言ってどうなるレベルでは到底ないように思う。既存議員たちの多くは、上述したとおりその政治家としての出自があまりにも不純過ぎて、国家観など語れようハズもないほどに不自由な有り様ではないか。

 

民主党の小沢幹事長が、ほぼ「金の力」で国家権力の大きな部分を掌中にしてしまった例が示すがごとく、経済的呪縛が逃れ、理念や政策だけで多数派を形勢するのは現実的に至難の業である。

 

ただ、だからと言って本来掲げるべき国家観を「キレイごと」だと言ってなおざりにばかりしているようでは、「日本」という名を冠するだけで何の文化的彩りも持たない、全くもって形骸化した国になってしまわないだろうか。

 

その危惧を払拭する力が、自民党という党に残されているとはどうしても思えない。

 

 

 

 

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白球舞い始める季節 ニュース記事に関連したブログ

2010/02/02 10:28

 

今朝、道中から梅の花を見かけました。気象予報ではやたらと詳細に「春が来るタイミング」を教えてくれますが、そんなのだいたいでいいと思うのは私だけでしょうか。2月になって梅が咲けば、どうやら天変地異だけは起きそうもないなぁ~と、その程度のことで私は十分に安心出来てしまいます。

 

そして、あちらこちらで白球が舞い始める季節でもあるのです。

 

春の甲子園出場校が決まり、プロ野球はキャンプイン。そして、この地区の少年野球も一斉に練習試合の時期に突入しました。

 

3月になれば開幕する春季大会に向けて、2月は、練習試合を重ねて段々と実戦感覚を積み上げていく時期です。

 

1月30日、各チームの指導陣が集まって親睦を深め、「今年も宜しく…」の杯を交わす会合がありました。昨年は役を離れて欠席しましたが、今年は不在の監督のピンチ・ヒッターということで参加させて頂きました。

 

たまたまお隣に、このブログにも頻出するA.キングスの代表が座られ、直々にお酌をして頂きました。昨年、4大大会のうち3つを獲っちゃった欲張りなチームの重鎮から、目出度くも「力水」を頂いた気分です。

 

皆さん、公式戦になれば敵・見方に分かれて真剣勝負を展開するわけですが、こういう席では諸先輩方からいろんな事を勉強させて頂かないと損です。暖かいムードの中、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

そしてナンとその翌日には、A.キングスの本拠地でもう1チームAマウンテン・ホースを交え、3チームでの練習試合が行われました。何せ年明け第一戦ですから、スコアや個々の技術的なことははあまり気にしていません。ただ、とにかく気持ちの上で「大会間近!!」とチーム全体が覚醒する必要があります。そのためにも、いきなり両強豪とぶつかれたことはラッキーだったと思います。

 

長期出張中でお留守の監督が戻り、「なんじゃこれ!!」と言わなくてもいいようにだけ、残るスタッフでナンとかチーム作りに力を合わせているような状態です。

 

 

ガラッと話は変わりますが、菊池雄星君がいきなりブルペンに入りました。昨年の夏、甲子園で直に見たときは「2~3年後には凄いピッチャーに…」」と感じましたが、逆に言うと修正点もいくつかあるよう思っていました。

 

が、昨日テレビで見てちょっと驚きましたね。高校野球生活を終え、プロ志向でしたから「それなり」に準備もしていたとは思いますが、やはり「タルみがち」になる昨年の夏~暮れまで、むしろ既に一皮剥けた感さえあります。もともも「並み」の高校生ではありませんが、この時期にこれだけの成長を遂げる意識の高さはさすが…としか言いようがありません。

 

目に見えて、日も長くなってきました。「球春」はすぐそこです。

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「保守」するための「革新」 ニュース記事に関連したブログ

2010/02/01 16:26

 

貴乃花親方が理事選で10票を獲得し、理事に当選しました。瞭かな7票の他に、3票はどこから…なんて切り口については、きっとマスコミが「造反」、ヘタをすると「裏切り」という言葉まで駆使して伝えてくれることでしょうから、そちらにお任せするとして。

 

マニフェスト選挙ですから、貴乃花親方が、理事になって「改革したい」内容の詳細についてはよく知りません。

 

以前より様々な問題点は指摘されていた角界ですが、ことに朝青龍という横綱が誕生して以降の体たらくぶりに、個人的にはかなり興ざめして見ていました。

 

朝青龍の強さは確かに魅力的です。純粋に競技として見る限り、これほど面白い相撲を取る力士はそうそう居ないでしょう。勝ちっぷりも本当に見事です。

 

ただ、この強さの魅力に角界全体が寄りかかって、価値判断まで見誤ることようでは非常に危険だと、これまでにもどこかで書いた覚えがあります。

 

「品格」などという言葉自体、実は頼り無く危うい観念だと私は思うのですが、それでも、ときどきの先人達が懸命になって守り抜いてきた「何か」があったことは間違いありません。総じて「伝統」と呼べばむしろ軽薄にさえ聞こえてしまう様な気もしますが、それこそは角界の欠くべからざるアイデンティティーそのものだと個人的には考えています。

 

歌舞伎座が、「こっちの方が人気があって客が呼べるから…」と言ってアイドル歌手を舞台に上げるでしょうか(アイドル歌手が悪いと言っているのではありません、あくまでも「個性の違い」について書いています)。

 

ちょっと脱線しました。

 

何せ、相撲は明らかにスポーツという側面の他に、伝統芸能の色を濃く残した興行の一種だと考えています。そのうちのある一部分については、厳にこれを「保守」してこそ、唯一無二のものとして価値が生まれるのではないでしょうか。

 

だからと言って、ただ旧態依然のことを漫然と繰り返すことが伝統維持の手段だとも思えません。世相を見、よくこれ即して工夫を続け、そういったことを積み重ねて「伝統」が守られていくのは何の世界でも同じだと思います。

 

肝心要の部分は安易に放擲し、その割にあまり芳しくない点にだけやたらと拘泥し、守旧的。多分、貴乃花親方はこういった協会の現状に強い憂いを感じたのではないでしょうか。

 

様々な批評があるでしょうが、実際にこういった閉鎖的な世界にあって、現状打破に向けて具体的な行動を起こすということは、それだけでも随分と勇気があって立派なことだと思います。少なくとも、口先だけで何の役にも立たない批判を繰り返しているだけの向きよりは。

 

少し前のエントリーでも書いたとおり、「みんなの意見は案外正しい」のだとすれば、積極的民意を見方につけた方が論として力を持っていくのではないかと思います。

 

これから貴乃花が何をするのか…については上述した通りよく分かりませんが、ひとまず、現在の協会を積極的に支持する気にはなれません。

 

とにかく、良い方に向かってくれればと願うばかりです。

 

 

 

 

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ある土曜日の朝≪18≫

2010/02/01 10:42

 

起き出しが遅れると、「リビングが冷たい」という罰ゲームに遭う。一度暖められたはずの部屋の、余熱さえも感じない。かなり出遅れたようだ。

 

2名分の抜け殻を確認。もう一名は依然、階上に潜伏中の模様。

 

南面を走る道路は地域所有のグランドに通じているが、6年生連合の練習試合が予定されていることもあってやや慌しい。「ガガガガガ…」と、未舗装の道を蹴ってグランドに入っていく車を運転する保護者達の、そして選手達の熱がここまで伝わるようだ。少年野球関係者の織り成す休日独特の空気感が分かる。

 

今日は午前中だけ出勤することになっていて、残念ながらその楽しそうな会場は覗けそうもない。

 

出掛ける仕度を終えて車に乗り込み、車庫から左に出れば通勤路である。その反対に出て、少しだけグランドを覗いてから…「あかん、あかん…見出したらきっと長くなるにきまっとるし…」と自分に言い聞かせ、あまり楽しくない方へハンドルを切る。後ろ髪を痛いほど引かれつつ。

 

薄い雲を貫いて陽が届く車中は、案外暖かい。

押尾コータロー・オリジナルアレンジのCAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOUが鳴る車内で、何故か「朝マック」が食いたくなる。

 

マックはソーセージエッグマックマフィンと決まっている。「マニュアル」をもってそのサービスの本尊とするマックの、ドライブスルーの窓口に立ったオバちゃんに「コーラのストローは挿しておいてもよろしゅーございますか」と訊かれたのにはちょっと面食らった。「よろしゅーございますか…」は多分、マニュアルに無いのではないか。「かたじけない!!」と応えてやろうかと思ったがやめた。比較的近くにあるマックで、ヘンな噂を立てられても困る。

 

道へ出て、最初の信号待ちで袋から食いモンと飲みモンを取り出す。その段になって、単独での来客者に対しては「予めストローを挿す」というささやかなサービスが、かなり気が利いたものだと改めて気付く。

 

にしても、コーラに挿してあるストローとは別に、もう一本未開封のストローが袋に入っているのは何故だ??

粋な独自(かどうか知らんが)サービスを施す一方で、マニュアルを脱し切れていない(多分)悲哀を感じないでもない。

 

たかがストロー一本と言えども無駄には出来んから、帰ったらシャボン玉でも作って遊ぼうかと… 煙草の煙を口に含み、シャボン玉を飛ばすと割れた際に「小爆発」が起こって存外楽しい。

 

車中の曲は、TIME AFTER TIMEに変わっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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久しぶりに地方分権についてちょっと… ニュース記事に関連したブログ

2010/01/30 01:17

 

今日、職場に某大手海運会社の、グループ企業の社長さんがやって来ました。約一時間にわたって雑談レベルのお話をしたのですが、なかなか興味深い話だったのでちょっと書いてみます。

 

あまり強いトーンではないにせよ、「港湾建設利権」の悪弊については以前からときどき指摘されています。要するに…

日本の港湾建設には全く戦略性が無い

国交省内には港湾利権の巣窟があり、そのタメに全国のあちこちに中途半端な規模の港湾を建設し続ける。

・その大半は閑古鳥が鳴いている状態で、「巨大な釣堀」と揶揄されるがまさにそれが実態。

・しかし、出来あがった港湾は地方自治体に引き渡されるので、双方(中央と地方)に責任意識が全く無い

・ばかりか、港湾建設利権を最大に享受するマリコン(港湾土木工事業者)や、地方の港湾管理団体は国交省天下りでもある。

・そうだと分かっていながらも、地元(地方)からの陳情に応える形でさらに港湾建設は進む(予算規模そのものは縮小傾向にあるが)。

・上述、国交省内の港湾利権グループが自主的に事業規模を縮小するとは考え難い。

・一方で、戦略的にハブ・ポートとして集中整備した釜山港は、コストの安さと利便性の高さから、ここを積み替え港として近年多くの貨物が集まっている(現在積み替え貨物量世界第3位)。

・あろうことか、日本の貨物でさえ釜山港を外航船の積み替え港とする船会社も増加傾向にある。

・結局のところ、日本の税金で小規模な港を多く作り、そこ自体は赤字化する一方で、潤っているのは釜山港だというのが実態。

 

ザッとこんな話で、たしかによく聞く話なのですが、さすがに現場をよく知る方のお話を直に聞くと迫力がありますね。

 

さて、この事実と地方分権がどう関係するのか…と言われそうですが。

 

上述した通り、「地方からの陳情」によって港湾が作られている事実があり、そこには「国家的戦略」が全く欠落しています。

 

地方分権と言って何も、なんでもかんでも「地方に権限を持って来い」というのが地方分権を推す人の理屈ではありません

 

要は、中央と地方の役割分担がデタラメになってしまっているから、こんなことが起きるのではないかと思うのです。

 

地方の事は地方が決めた方がいいという理屈は目に見え易いのですが、一方で、国家のことはそれ専門の人がまさに国家的視野で決めなければいけない…こちらの議論は案外表面に出難いようにも感じます。

 

先日、沖縄県名護市の市長選挙で、普天間基地の辺野古移設に反対する市長が当選し、総理大臣が「民意を尊重する」と言ったとか、官房長官が「市長選挙の結果は斟酌しない」と言ったとか、それら発言の妥当性はもとより、そんなことが問題化すること自体が何かおかしいのではないでしょうか。

 

沖縄の基地問題を個別問題としてここで云々するつもりはありませんが、「中央と地方の役割分担」が国民の意識として浸透していれば、国家安全保障に関わる問題と局地的な首長選挙とがリンクして論じられること自体、むしろ不自然なこととして映るのはないかと思います(完全に無関係だとは言いません)。

 

今の、地方代議員的な中央集権では、どうしてもA地域選出の国会議員はA地域の地元利益まで考えなければならない…というか、そっちが主従の主であるケースが圧倒的に多いと言えるでしょう。そんなことで、「国家戦略」なるものが求められるレベルで醸成されていくとはとても思えません

 

 

地方分権は、必要な権限を地方に分散すると同時に、国家的に議論すべき問題を明確に浮き立たせ、それにあたる人たちの専門性を高めるためにも、やはり早期実現が必要だと考えています。

 

 

念のため、「釣堀省」なんて間違っても新設させてはなりません。

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